今年の最初の放送、お聞き頂きありがとうございました。
以前に2016ミス沖縄が決まりました!という話題を紹介しましたが、
年明けからその活動が始まっています。
改めて2016ミス沖縄をご紹介すると、
スカイブルーの奥濱安奈さん、コバルトブルーの森田久美子さん
クリーングリーングレイシャスの新里由香さんの3人です。
年が明けてまだ10日ほどですが、
すでに沖縄のPRのため、全国を飛び回っておられて、
その様子はFacebookで写真とともに丁寧に紹介されています。
Facebookのテーマは、「ミス沖縄とぶらり旅」。
皆さんも1年間2016ミス沖縄と一緒にぶらり旅を
楽しんでみてはいかがでしょうか?
そして、新しくなったと言えば、ティンクティンクもそうです!
新しいメンバーは、波名城夏妃さんと豊永愛子さん。
これからどんな曲を届けてくれるのでしょうか。
こちらも楽しみです 😛
今週からは、沖縄県民や沖縄音楽ファンなら誰もが知っている
音楽プロデューサー・作曲家 普久原恒勇さんの楽曲を
特集してお届けします。
今週は普久原さんの代表作「芭蕉布」。
芭蕉布とは、芭蕉の繊維から採った糸で織った布の事で
生産地は大宜味村喜如嘉(きじょか)です。
大宜味村には、 芭蕉布会館というところがあり、
芭蕉布製品の展示や販売、
製造工程のビデオ上映などが行われています。
また、許可を取れば、実際に作業をしているところも
見せて頂けるそうです。
12月には、戦争で途絶えた芭蕉布の技法復興に力をつくし、
その普及に努めてこられた人間国宝の工芸家・平良敏子さんの
技を記録した短編映画「芭蕉布平良敏子のわざ」が
沖縄県立博物館で上映されました。
ここまでは芭蕉布そのものについてご紹介してきましたが、
この曲は芭蕉布自体を歌っているのではなく、
琉球王朝の古都・首里について歌っています。
今週はこの名曲「芭蕉布」を3人の歌手でお届けしました。
まず最初にお送りしたのは、夏川りみさんが歌う芭蕉布。
続いては、城間和子さんが歌う芭蕉布。
そして最後にお送りしたのは、クララ新川さんが歌う芭蕉布。
芭蕉布が初めて録音されたのは、1965年5月18日。
RBC琉球放送スタジオで録音され、7月2日に発売されました。
これは当日発売されたオリジナル盤。
そして、この時に歌っていたのが、沖縄系ハワイ三世で
当時19歳のクララ新川さんです。
番組でお届けした曲はこのCDに収められています。
このクララ新川さんが歌う芭蕉布は、今月の歌として毎週お届けします。
もちろんきれいな歌声も聞いて欲しいのですが、
もう一つ注目して頂きたいのが歌詞です。
1・2番は沖縄の方でなくでも意味がわかるのですが、
3番は少し難しいんです。
これは漢字表記になっていますが、
1行目の「首里天加那志」。
いろいろな読みがあるようで、
歌う人によって読み方が少し違います。
首里は「しゅり、しゅい、すい」だったり、
天は「てん、てぃん」、
加那志は「がなし、ぎゃなし、じゃなし」などです。
「じゃなし」と聞くと否定の意味に聞こえますが、
漢字で書くと「加那志」。尊称で「様」という意味なんです。
その他にも、
天の意味→王
唐ヲゥの意味
唐ヲ→芭蕉布
ウ→糸
など、沖縄の言葉がわからない私達にとっては、
なかなか難しいですね。
毎週お届けしますので、歌詞の意味についても
考えながら楽しんで下さい。
普久原恒勇さんの特集はまだまだ続きます!
来週もどうぞお楽しみに。
最後に催しのご案内です。
1月23日(土)に、とよなか国際交流センターで
第8回市民セミナー「ぼくと沖縄とみんな」の上映会が
開催されます。
これは、大阪に生まれ育ち、
外国にルーツを持つ黒島トーマス友基さんが、
自分の夢を胸に大学進学、青春・挫折を経験した地・沖縄へ、
数年後に仲間たちとともに沖縄を再度訪ねる、というものです。
当日は黒島トーマス友基さんによるお話もあります。
詳しくは、とよなか国際交流センターのホームページをご覧下さい。
〈今週の曲〉
M1 芭蕉布 / 夏川りみ アルバム「沖縄の風」より
M2 芭蕉布 / 城間和子 アルバム「城間和子特集」より
M3 芭蕉布 / クララ新川 アルバム「RBCラジオホームソング復刻盤」より
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい!!
FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp
『沖縄へいこう』
毎週日曜日13:30~14:00放送中!