番組への
メッセージ

2016年1月4日(月)『中野寛成のごきげん千里837!(やぁ、みんな)』

皆さんこんにちは。
中野寛成のごきげん千里837
アシスタントの中村佐織です。

今年も世界情勢から地元の話題まで幅広くお届けしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

さて、新年1回目の今日。
「唄って!寛成さん!」のコーナーでは
新雪」を披露。

今シーズンは暖冬、ということで
なかなか雪が降らず、
スキー場などは苦戦しているそうですね。
そんなところには雪はどっさり降ってほしいものです。
という願いも込めつつ、
寛成さんが歌ってくださいました。

この曲は1942年(昭和17年)、
映画「新雪」の主題歌として発表されました。

作詞、佐伯孝夫、作曲は佐々木俊一。
灰田勝彦の歌声で発表されましたが、
これまでに月丘夢路やフランク永井など、
戦後も様々な歌手によって歌われています。

映画「新雪」は太平洋戦争中に制作された青春映画。
こんな映画を見ると、若い男たちは戦争に行くのが厭になる。
という理由により、軍部の手により焼却されました。

戦後長く、プリント等が残っていない「幻の映画」とされてきましたが、
1996年、ロシアのゴスフィルモフォンド
(ロシア国立映画保存所)での存在が確認されました。
おそらくは慰問のために中国大陸に送られていたフィルムが
回り回ってここにたどり着いたのだと思われます。

後に東京国立近代美術館フィルムセンターが
このフィルムを購入したことにより、
現在は残された一部分のみですが鑑賞できるようになりました。

歌詞を1番だけご紹介。

紫けむる 新雪の
  峰ふり仰ぐ この心
  麓の丘の 小草を敷けば
  草の青さが 身に沁みる

青春映画にぴったりの、
とてものびやかで爽やかな歌詞ですね。
これが戦時中の若い人たちの心のともしびとなったことを
願わずにはいられません。

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「唄って!寛成さん!」のコーナー、
今年もどうぞお楽しみに!!

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2016年最初に寛成さんが買っていらっしゃった和菓子。
紅白のお猿の生菓子です♪

かわいくて食べるのもったいなかったですが
美味しくいただきました^^

『中野寛成のごきげん千里837!(やぁ、みんな)』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織