番組への
メッセージ

2016年3月2日(水) 北千里アワー・水曜日

こんにちは♪
北千里アワー水曜日のマヨネーズこと井川茉代です♪
今週もお聴きいただきありがとうございました。
北摂伝言板【やってんねん関大!大阪まちさがし】
ゲストは、重本若菜さんでした。

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テーマは『高槻市の子ども食堂』です。
子ども食堂とは「孤食」と言われる親の帰りが遅い
などの理由で一人でコンビニ弁当を食べる・
インスタント食品を多く摂っている子どもたちに
低価格で賑やかな環境で食事を提供するという取り組み。

今、全国でも注目を集めています。
高槻市の子ども食堂を始めたのは、
川添ショッピングセンター内の韓国料理店
「のりまきのすけ」の店主・太田也付志(やすし)さんです。

子どもたちに食事を提供するのはもちろん
ボランティアなど人とのコミュニケーションが
地域の安全に繋がると考え、2015年秋にスタートさせました。

子ども食堂は大阪に5ヶ所ありますが
個人の普通の飲食店がこうした孤食への
取り組みをしているのは全国でも初めてなのだそうです!
太田さんは、大学卒業後、ファミリーレストランの店長など務め
その時の研修でアメリカでサービス業の
ホスピタリティを学んだ講師と出会いました。

そのあと当時のディズニー社に17年務め
人を楽しませるといえディズニーのおもてなしを体験しました。
様々な経験を積んできた太田さんが子ども食堂を開こうと
思ったきっかけは息子さんが小学校2年生の頃のある事件でした。
いつもまじめな息子さんが先生に怒られて
無断で家に帰ってきてしまったそうです。
その時県外に出張していた太田さんは
息子の側にいてあげなければ!と強く思ったのだそうです。
またご自身も昨年胃ガンを患い、大勢の人に助けられた経験から
なにか社会への恩返しがしたいと考えていました。

そんな時、テレビで東京大田区の「八百屋だんだん」という
団体が孤食への取り組みを行っていることを知り、すぐに代表の方に連絡。
お店のFacebookページでこの取り組について投稿したところ
共感した農家の方がお米20キロを持ってきてくださったこともありました。
また、お店の上にある塾がスポンサーとなり
塾に通う高校生がボランティアとして子ども相手をしてくれるなどくれるなど、
地域に貢献したいという同じ思いを持った人たちが集まってきたのだそうです。

チラシを配るなどの広報活動も積極的に行い
商店街での認知度はほぼ100%なのだとか。
子ども食堂は、月に2回夕方5時から開催され
1回300円で栄養ボリュームたっぷりの夕食をみんなで食べることができます。
(限定40人のため予約制)

重本さんは、子ども食堂開催日に取材に訪れ、お手伝いをしてきました。
なんと!50個のジャガイモの皮をを剥いたのだそうです。
こうした作業を毎回2~3人で行っているとのことで
子ども食堂を運営するのはとても大変なことなのだと感じたそうですが、
子どもたちが美味しそうに食べる姿がとても可愛かったと語っていらっしゃいました。

また、子ども食堂の取り組みは、孤食という社会問題だけでなく
地域で作られた野菜や米などをみんなで楽しく
食べるという食育という側面も合わせ持っています。
太田さんは、今後高槻市にある小学校10校に
今後この食堂を1つづつ開くのはどうかと考えているのだそうですよ。
個人の商店が、自分のお店の商売と地域貢献を両立するのは難しいことに思えますが、
太田さんは実際に実現していらっしゃいます。

“商売と地域貢献の両立のモデルケースとして
他の地域にもこの活動が広がれば…”
と重本さん。
子どもたちが子ども食堂でごはんを食べて元気になれば
さらに地域が活性することにもなりますよね。
今後も子ども食堂の取り組みにぜひ注目していきましょう♪
高槻市の子ども食堂については、韓国料理店「まきのすけ」の
Facebookページをご覧くださいね。

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マヨネーズのぶらりは、
3月3日は桃の節句ということで、
吹田市の桃に纏わる場所「桃山台」に行って来ました♪
吹田はかつて桃の産地でもあったんですよね!
「桃山台駅」「桃山公園」「もものき公園」
「桃山台近隣センター」「桃山台小学校」。。。

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みなさんも、いろんな「桃」を探してみてはいかがでしょうか??

『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)