番組への
メッセージ

2016年9月5日(月)『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)』

みなさん、こんにちは。

ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんと共にお送りしている中村佐織です。

今年の夏は、かき氷をよく食べました。

今流行りの台湾風ふわふわかき氷から、
昔ながらの家でかくようなしゃりしゃりの氷。

縁日の、色は違えどどれも同じ味のかき氷。

とにかくよく食べました。

暑さをしのぐのに効果的なものは、昔も今も同じです。

そして夏が終わった後、
かき氷機を箱にしまう時のなんとない寂しさ。

うーん、日本の四季を感じる瞬間は色んなところにありますね。

さて、今週の「唄って!寛成さん」

アメリカを代表する作曲家、
スティーブン・フォスター作曲の「故郷の人々(スワニー河)」。

フォスターらしい、
ノスタルジーあふれる優しいメロディが心に沁みる名曲です。

さて、この曲のタイトル「スワニー河」。

当然ながらスワニー河を見ながら、
あるいは思いながら作られたものと思いきや、
実はフォスター、
一度もスワニー河を見たことがなかったとか。
それどころかスワニー河のある
フロリダ州をも訪れたことはなかったそう。

ではなぜ、この曲のタイトルになったのでしょう。

当時フォスターはこの歌を書いていた時、
最初の旋律に川の名前を入れようと思ったのだそう。

そこで兄に相談したところ、
最初に提案されたのは
ミシシッピ州にある川「ヤズー」。
→フォスター却下。

次に提案されたのはサウスカロライナ州の「ピーディー」
→却下。

そこで兄は地図帳を見て目に止まった名前を叫ぶ
スワニー!
→フォスター「それだ!」

…というわけで、歌詞に書き込まれたのは
スワニー」だった、というわけです。

何とも単純というか、
ある意味微笑ましいフォスター兄弟の姿が思い浮かびますね。

ちなみに「スワニー」のスペル
正しくは「suwanee」ですがメロディに合わせるため、
swanee」とこの歌では綴られているそうです。

こうやってスワニー川どころか
フロリダへ訪れたことすらなかったフォスターですが、
この歌は人気となり
現在ではフロリダで川を見るための観光が行われているそうです。

また、1935年にはフロリダ州の公式州歌にもなりました。

歌の作られたいきさつはそれぞれですが、
この「故郷の人々(スワニー河)」もユニークなエピソードを持つ1曲ですね。

「唄って!寛成さん」のコーナー、来週もお楽しみに!

img_1493-300×225.jpg



『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織