みなさん、こんにちは。
「ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんと共にお送りしている、中村佐織です。
生放送中のサテライトスタジオ前は、
たくさんの方が通られます。
中には手を振ってくださる方、
足を止めて聴いてくださる方も。
3時間の間に元気を頂いています。
いつもラジオを聴いてくださっているあなた、
もし千里に来られることがあれば、
ぜひ足を伸ばして
千里ライフサイエンスセンタービルにお立ち寄りくださいね。
さて、今日の「唄って!寛成さん」のコーナー。
学生時代、グリークラブに所属していた寛成さんに、
童謡や唱歌をアカペラで披露していただいています。
124回目の今日は「いつかある日」。
原詩はフランスの登山家、ロジェ・デュプラによるものです。
1951年6月29日、
ヒマラヤの高峰ナンダ・デヴィにアタック隊の隊長として登頂中、
同僚と共に消息を絶ちました。
日本語の訳詞は、
小説家で登山家の深田久弥によるもの。
登山家のバイブル「日本百名山」の著者として知られています。
登山家だけに、ロジェ・デュプラの書いた詩の意味を
誰よりも深く感じ取っていたのかもしれませんね。
????いつかある日 山で死んだら
古い山の友よ 伝えてくれ
母には 安らかだったと
男らしく死んだと 父親には
伝えてくれ いとしい妻に
俺が帰らなくても 生きて行けと…
…という風に、この後も息子、友人、
という風に
残された人達に向けてのメッセージが続きます。
山にチャレンジする人、
いわゆる「山男」というのはこのように、
常に死を意識、覚悟しているのでしょうか。
親に向けて「自分が死んだら…」という言葉を残すことは
平凡な日常生活を送っている私には
なかなか想像できません。
ですが、死を意識する、というのは同時に
生を想う、ということでもあるかもしれません。
山にまつわる歌は色々ありますが、
今日は「生きる」
ということについてほんの少し思いを巡らせた、
そんな一曲でした。
「唄って!寛成さん」のコーナー、来週もお楽しみに!
『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織