みなさん、こんにちは。
「ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんと共にお送りしている中村佐織です。
「結構です」という言葉があります。
肯定、否定どちらにも取れる言葉なので、
場合によっては使うとややこしいことになってしまいます。
例えば・・・
「お箸はお付けしますか?」
「結構です」
これは付けてもらって結構なのか、
付けなくて結構なのか、
店員さんも戸惑ってしまいますね。
しかし日本に住むイギリス人の友人は
この言葉が大好きなのだとか。
「結構」という言葉に正反対の意味が含まれる、
というのが日本的でイイ!のだそうで。
うーん、わかるようなわからんような…。
さて、今週の「唄って!寛成さん」のコーナー。
童謡や唱歌をアカペラで披露していただいています。
今週は「旅愁」。
1907年、詩人の犬童球渓が詞を訳した唱歌です。
旅愁を辞書で調べると
「旅先で感じるわびしい思い。たびのうれい」
のことだとか。
人は皆、旅をするとそういう思いに駆られるのでしょうか。
一人旅の時は特にそうかもしれません。
この歌は1907年に発表された
音楽の教科書「中等教育唱歌集」で取り上げられて以来、
日本人に広く親しまれてきました。
私も小学校の音楽の時間に習い、
リコーダーで吹いた大好きな曲です。
原曲はジョン・P・オードウェイの
「Dreaming of Home and Mother”(ふるさとと母を夢見て)」。
2007年(平成19年)に日本の歌百選に選ばれました。
訳者の犬童球渓は生涯に
250曲ほどの西洋歌曲の翻訳作詞を残した人です。
彼の訳詞の特徴として、英語からの直訳を嫌い、
日本語らしい表現にこだわった点などが挙げられるそう。
それを踏まえてこの歌詞を味わって見ると、
改めてしみじみとした良さが伝わってきます。
元々はアメリカの歌ですが、
すっかり日本の唱歌として定着したのは、
訳詞の力も大きいでしょうね。
1番をご紹介しておきます。
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
恋しや故郷 懐かし父母
夢路にたどるは 故郷(さと)の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
「唄って!寛成さん」のコーナー、
来週もお楽しみに!
寛成さんカジュアル化 第2弾!!
今週は娘さんにもらったという
某メーカー(胸の辺りにがっつり明記されていますが…www)の
パーカーでいらっしゃいました。
パーソナリティーからDJと
呼び名が変わる日も近い・・・??(笑)
『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織