番組への
メッセージ

2016年12月21日(水) 北千里アワー・水曜日

「やってんねん!関大おおさか・まちさがし」
関西大学深井教室深井麗雄先生をゲストにお迎えしました。

皆さん、普段コンビニを利用することはありますか?
今回は、コンビニのとある取り組みについてお伺いしました。
最近は、スーパーなどでも
イートインスペースが充実していて店内で食事をとったり出来ますよね。

吹田市「栄通り商店街」の一角にあるファミリーマートでは、
全国的にも珍しい取り組みを行っています。
それは、イートインスペースの無料開放!
地域の交流の場として市民が自由に使用出来るようになっています。

去年11月からスタートしたこの取り組み。
月に一度「吹田エンタメ教室」としてイベントも実施されています。
実際にイベントの様子を見てこられた深井先生。
その日はタレント志望の小学生とそのお母さんを対象にしたイベントでした。
「マイブームは何?」など、司会の人が出すお題に答える場面では
活発に挙手をして回答をする小学生の姿が!

それを見て、深井先生は疑問をもたれました。
小学生はこんなに自分から意見を言うのに、
なぜ大学生は手を挙げないのか?
やはり小学生は子どもだから物怖じしないのかも知れませんね。

さて、この取り組みは地域交流の「場」を提供する
とても興味深いものだ、というお話に。
イベントに参加した小学生同士、またそのお母さん同士で
コミュニケーションが交わされていたそうです。
「情報交換の場」としても機能していたと、深井先生。

例えば、お隣さんと話をする時、
世界で何が起こっているかよりも、
地域で何が行われているかの方が話は盛り上がります。
また人間関係の結びつきもより強まりますよね。
つまり、所属するコミュニティーに応じて
必要な情報が変わってくるんですね。
これを「地域情報」と言うのだそうです。

地域情報について詳しく伺うと、深井先生は
ある村の「村営テレビ」について話してくださいました。
村営テレビは、村の運営するテレビ局なのですが、
放送は、自分で描いたお習字を胸に掲げる子どもたちの姿が
延々と流れているだけなんだとか。
でも、これも地域の人に取って貴重な情報源。
その地域に住む人にとっては、ただの子どもではなく
隣町の○○ちゃん、だったり酒屋の○○くんなのです。
そのため、その地域の方々は放送を通して
子どもたちの成長を知ることが出来るという訳なんですね。

また、地域情報に関連して
長野のとある新聞社の話も伺いました。
その新聞社では月に一度、紙面二面分を使い
「地図」を掲載していたんだそうです。
何の地図かというと「道路工事」の地図!
どこの道路が通行止めか、一目で分かりますよね。
深井先生は「これも立派なメディア」と仰っていました。

人と人とをつなげるのは、より身近な話題なんだなと
いうことを改めて実感しました♪

また、交流をするための場所があれば
人との繋がりもより深まっていきますよね。
栄通り商店街の取り組みも、
人と人とをつなぐ貴重な取り組みだなと思いました!

ritumeikan.JPG

深井先生、お忙しい中ありがとうございました。



『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)