今週はプレイバックメモリーズのコーナーをお休みして
ゲストをお迎えしました。
映画監督の髙木駿一さんです。
現在、九条にある映画館シネ・ヌーヴォで、
髙木さんが監督・脚本・編集を務められた作品
「椿、母に会いに」が上映されています。
主人公は内気でマスクが手放せない30歳手前の女性・日暮椿。
彼女を取り巻く一癖も二癖もある男たち、
そして疎遠になってしまった母親との関係を
梅田の街を舞台に描いています。
この作品は2015年3月に撮影されました。
高野暢子さんも母の役で出演されていますが、
撮影時はきれいな桜が印象的だったそうです。
主人公は街を歩いている時も家にいる時も
ずっとマスクをしています。
それは自分に自信がないとか、身を隠したいとかいう
理由ではなく、ただとても落ち着くから。
実際に髙木監督の周りにも大きな理由がある訳でもないけれど
マスクをしている女性がいらっしゃって
そこから今の時代を象徴するモチーフになるのではと
考えられたそうです。
また、主人公・椿を演じておられる熊川ふみさんは、
ずっとマスクをしているので常に目しか見えない状態ですが、
目だけでお芝居ができる素敵な役者さんで、
そこも見どころの1つです。
この「椿、母に会いに」は、シネ・ヌーヴォ、シネ・ヌーヴォxで
3月3日(金)まで上映されています。
詳しいスケジュールは映画館のホームページをご覧下さい。
『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)木曜日』
シェリー・高野暢子