今週もお聞き頂きありがとうございました。
沖縄は梅雨もあけ、たくさんの音楽イベントが予定されているので
いくつかご紹介します。
まず、7月8日(土)には、沖縄市で
ピースフルラブロックフェスティバルが開かれます。
34回目となる今年は、
コザロックという一つのブランドを作り上げたアーティストに加え、
ピースフルの「原点」に返るという視点から、次代のミュージックシーンを担う
インディーズバンドに焦点を当てたラインナップになっているそうです。
そして、7月15日(土)、16日(日)には
石垣島島んちゅカーニバルが開催されます。
このイベントは石垣市施行70周年記念事業で、
石垣島出身のアーティストが一堂に会します。
番組でもオンエアしているBEGIN、夏川りみ、ネーネーズ、
きいやま商店などとても豪華なラインナップです!!
会場は石垣島の新栄公園で入場はなんと無料です。
この期間に石垣島へ行くという方は、ぜひお出かけ下さい。
毎月第1週・第2週は、
毎週日曜日、琉球新報に掲載されている
作曲家・普久原恒勇さんのエッセー「ぼくの目ざわり耳ざわり」を
パーソナリティーの右見さんの朗読で紹介しています。
今週は第11話「嫌われた新曲」です。
普久原恒勇さんは、1932年に大阪府西淀川区で
お生まれになりました。
1961年に作曲家としての活動を始められ、
その最初の作品が「月眺み」と「なれし古里」です。
当時は戦後の民謡ブーム、新曲ブーム。
当然普久原さんのところにも作曲の依頼が来ます。
どれもこれも同じような作り方ばかりだった沖縄音楽に
不満を持っていた普久原さんがこれまでになかった
新しいメロディーを作ってみたところ、
歌い手さんから駄目出しが来て…というお話です。
この時に書かれた曲が「月眺み(ちちながみ)」と「なれし古里」で、
後にレコードとして発売されています。
「月眺み」の歌詞に出てくる水釜の浜では、
毎年月眺み大会も行われています。
大会では「月眺み」の歌い手を公募して、
審査と表彰を行ったり、民謡研究所やカラオケ愛好団体などの舞台、
出演者と観客が一体となって「月眺み」を楽しんだりされるそうです。
当時、録音に苦労された歌い手さんはどう思っておられるのでしょうか。
普久原さんのエッセイは来週もお届けします。
どうぞ、お楽しみに。
さて、今週はエッセイ「ぼくの目ざわり耳ざわり」にちなんで
「月眺み」と「なれし古里」をお届けしました。
歌っているのは伊波智恵子さんです。
月眺みは、アルバム「芭蕉布 普久原恒勇作品集」から
お届けしました。
なれし古里は、アルバム「伊波智恵子」からお届けしました。
これは1961年にに発売されたオリジナルEP盤です。
そして、7月に入ったので「今月の歌」も変わりました。
今月はバタヤンこと田端義夫さんの「旅の終わりに聞く歌は」です。
今日はアルバム「バタヤンの島唄ベスト」からお届けしました。
オリジナルシングル盤は、2001年にリリースされました。
発売当時、田端さんは82歳です。
この曲はBEGINの比嘉栄昇さんが作詞・作曲しています。
田端さんのために作られた曲で、歌詞がとても素敵です。
来週以降もお届けしますので、ぜひ歌詞に注目して聞いてみて下さい。
沖縄の三大薬草はご存知ですか。
クミスクチン、ウコン、そしてグァバです。
このグァバ、沖縄では蕃石榴(ばんじろう、バンシルー)などと
言われています。
国際通り 大湾洋服店駐車場にバンシルーの木があります。
グァバの花
沖縄ではグァバジュースも販売されています。
グァバ茶というものもあります。
葉に含まれるポリフェノールに糖の吸収を抑える働きがあり、
中国では漢方薬としても用いられているそうです。
グァバ茶は沖縄物産展でも販売されていました。
健康にもよさそうです。
見かけたら、一度試してみてはいかがでしょうか。
〈今週の曲〉
M1 月眺み / 伊波智恵子 アルバム「芭蕉布 普久原恒勇作品集」より
M2 なれし古里 / 伊波智恵子 アルバム「伊波智恵子」より
M3 旅の終わりに聞く歌は / 田端義夫 アルバム「バタヤンの島唄ベスト」より
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい!!
FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp
『沖縄へいこう』
毎週土曜日14:30~15:00放送中!