みなさん、こんばんは!
「北千里アワー」木曜日、担当の 山下 和也です!
2月も、あと少しで終わりですね~
月日が経つのが早い!!
さて、今週の「北摂伝言板」は、
大阪大学 基礎工学部 情報科学科4回生の
下田 啓太さんにお越しいただきました!
もう、おなじみですね!
今日のテーマは、「適塾」。
この、適塾というのは、阪大のルーツ、つまり始まりなのです!
1838年に、緒方洪庵が開いた「適塾」
その時代に、蘭学、オランダの学問を学ぶ為の学校なのです。
医療の勉学もしていて、江戸時代に流行っていた
天然痘の治療法の研究、伝染病コレラの治療法なんかもおこなっていたそうです。
この学校の卒業生には、皆さんが知っている、
「福沢諭吉」
日本赤十字の創始者、「佐野常民」
衛生局の局長、「長與專斎」
など、
明治維新から、明治時代に活躍した著名人がいます。
更に、
「手塚良庵」という方もいまして・・・
勘の良い方は、もうお気づきでしょうか、
そう漫画の神様「手塚治虫」の曽祖父、ひいおじいちゃんなのです!
大阪に縁がある「手塚治虫」が「陽だまりの樹」という作品を描きましたが、
その中の主人公は「手塚良庵」なのだそうです。
この「手塚良庵」は、適塾卒業ご、東京で「お玉が池種痘所」という
天然痘の予防を行う場所を他の方と作り、
この場所が、後の東京大学の医学部に繋がっているのです。
さて、
この、偉大な人たちが卒業した「適塾」と、阪大とのつながり。
「緒方洪庵」は、息子がいて、その次男の「緒方惟準」が院長を務めた
大阪仮病院・大阪医学校が、大阪公立病院・府立大阪医学校などとなって、
今の大阪大学の医学部に繋がっているのです!!
ちなみに、「適塾」は今でもその姿を残していて、
大阪市中央区北浜のあります。
有料ではありますが、中に入って見学できます。
阪大生は・・・無料です!!
今日お越しいただきました、下田さんも行ってこられたそうです。
阪大の今年の新入生に見せる映像の取材に同行したんですって。
更に~その映像に出演もされているそうですので、
新入生の皆さん、要チェックですよー!!
一般の方向けに、動画配信サイトにて配信するかも・・・
といただきました、楽しみですね!!
今回もお越しいただきました、
下田さんありがとうございました!!
山下 和也
『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア