番組への
メッセージ

2018年2月22日(木) 北千里アワー

みなさん、こんばんは!

「北千里アワー」木曜日、担当の 山下 和也です!

2月も、あと少しで終わりですね~
月日が経つのが早い!!

さて、今週の「北摂伝言板」は、
大阪大学 基礎工学部 情報科学科4回生
下田 啓太さんにお越しいただきました!

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もう、おなじみですね!

今日のテーマは、「適塾」。
この、適塾というのは、阪大のルーツ、つまり始まりなのです!

1838年に、緒方洪庵が開いた「適塾」
その時代に、蘭学、オランダの学問を学ぶ為の学校なのです。

医療の勉学もしていて、江戸時代に流行っていた
天然痘の治療法の研究、伝染病コレラの治療法なんかもおこなっていたそうです。

この学校の卒業生には、皆さんが知っている、
「福沢諭吉」
日本赤十字の創始者、「佐野常民」
衛生局の局長、「長與專斎」
など、

明治維新から、明治時代に活躍した著名人がいます。

更に、
「手塚良庵」という方もいまして・・・

勘の良い方は、もうお気づきでしょうか、
そう漫画の神様「手塚治虫」の曽祖父、ひいおじいちゃんなのです!

大阪に縁がある「手塚治虫」が「陽だまりの樹」という作品を描きましたが、
その中の主人公は「手塚良庵」なのだそうです。

この「手塚良庵」は、適塾卒業ご、東京で「お玉が池種痘所」という
天然痘の予防を行う場所を他の方と作り、
この場所が、後の東京大学の医学部に繋がっているのです。

さて、
この、偉大な人たちが卒業した「適塾」と、阪大とのつながり。

「緒方洪庵」は、息子がいて、その次男の「緒方惟準」が院長を務めた
大阪仮病院・大阪医学校が、大阪公立病院・府立大阪医学校などとなって、
今の大阪大学の医学部に繋がっているのです!!

ちなみに、「適塾」は今でもその姿を残していて、
大阪市中央区北浜のあります。

有料ではありますが、中に入って見学できます。
阪大生は・・・無料です!!

今日お越しいただきました、下田さんも行ってこられたそうです。
阪大の今年の新入生に見せる映像の取材に同行したんですって。

更に~その映像に出演もされているそうですので、
新入生の皆さん、要チェックですよー!!

一般の方向けに、動画配信サイトにて配信するかも・・・
といただきました、楽しみですね!!

今回もお越しいただきました、
下田さんありがとうございました!!

山下 和也



『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア