こんにちは!
北千里アワー木曜日を担当しています、高山香純です!
今週の「やってんねん関大!おおさかまち探し」のコーナーは、
文学部1年生の髙須咲良さんにお越しいただきました!
今回髙須さんは吹田くわい焼酎「芽吹」について話してくれました!
まず、吹田くわいとは吹田市のキャラクター「すいたん」の
モデルでもあるなにわの伝統野菜。
沼地や田んぼで育つ水生植物です。
お正月に出回る中国産のくわいとは種類が全く違い、
小ぶりでやわらかく甘みがあるのが特徴です。
そしてわずかなえぐみがあります。
角のような芽がついていて、そこから「芽出たい」ということで縁起のいい野菜です。
また、綺麗な水の中でしか生きられないため、農薬を使うと死滅してしまいます。
高度経済成長期に吹田くわいは「幻の野菜」と言われるくらいの絶滅の危機でした。
効率重視で農薬がたくさん使われたためです。
しかし38年ほど前、とある主婦が家の庭先で吹田くわいらしきものを発見し、
当時の関大文学部の金子先生のところへ持っていって、
江戸時代の文献に記述がある吹田くわいだろうという証言をもらいます。
この吹田くわいを絶やさずに栽培していこうという思いから吹田市長をトップにして
吹田くわい保存会が昭和60年にできました。
そんな吹田くわいを使って作られた吹田くわい焼酎「芽吹」は、
吹田商工会議所の青年部創設20周年を記念して、
吹田を元気付けるための吹田ブランド商品の企画開発に取り組もうと作られました。
吹田くわいをもっと広めるため、焼酎にすることでお土産として
買っていってもらい広報になればいいなという思いもあったそうです。
開発においては、吹田くわいの配合量が一番難しかったとのこと。
アサヒビールの吹田工場にも協力してもらい、
9%というベストな割合にたどり着いたそうです。
それ以上増やすとえぐみが強くなりすぎてしまうんだとか。
商品名の「芽吹」は、吹田くわいの「芽出たい」の「芽」と吹田の「吹」をかけたもので、
祝い酒としてたくさんの人に飲んでほしいという思いが込められています。
「芽吹」は、ららぽーとEXPOCITY 1階にある「Inforestすいた」と
吹田市観光ウェブの通販で購入することができます。
髙須さんはすいたんをきっかけに吹田くわいを知って、
今回の取材になったんだそうです。
髙須さんありがとうございました!
それでは、今回はこの辺で。
高山香純でした!!
『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア