番組への
メッセージ

2019年6月19日(水)『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)』

今週もお付き合いありがとうございました。
ごきげん千里837、水曜日担当の林優子です。

今週は大阪大学総合学術博物館のお話をお送りしました。
阪大博物館、行ったことあるよ、と言う方も多くいらっしゃると思います。
入口すぐのマチカネワニの標本は何度見ても圧倒されますよね。
ここで多くの方が足を止めてらっしゃるのをお見かけします。

さて、現在3階では企画展
四國五郎展〜シベリアからヒロシマへ〜」が7/20(土)まで開催されています。
シベリア抑留を経験し、その間に原爆で弟を失ったという四國五郎さん。
故郷広島に帰られてからは、峠三吉さんらと反戦文化運動に
詩画人として身を投じ、『原爆詩集』の表紙絵・挿絵、街頭に
展示される辻詩の絵画部分などを描き続けられました。
絵本「おこりじぞう」の絵を描かれたと言えばお分かりの方もいらっしゃるでしょうか。
その四國五郎さんの日記や作品の数々が4ツノエリアに分かれて
70点以上も展示されているのです。

是非じっくりと目を通して頂きたいエリアは、やはり広島の事。
原爆で大切な家族の命を奪われた無念さや悔しさが滲む「弟への鎮魂歌」は
涙無しには読むことが出来ませんでした。
関西での四國五郎展の開催は初なんだそうです。
是非ともみなさんに見て頂き戦争の愚かさやもたらす悲劇を
学んで頂きたいと感じました。

また、6/21(金)〜27(木)までは豊中市立文化芸術センターで
「絵本おこりじぞう」原画展-詩画人四國五郎からのメッセージ
も行われます。
こちらも併せて足を運んでみてはいかがでしょうか。

さて、今年はなかなか梅雨入りの声が聞こえてこない大阪ですが、
湿気を帯びた、そろそろかな?!的な空気は漂っていますね。。。
雨は鬱陶しいですが、植物だけでなくわたしたちにも欠かせないものでもあります。
そんな「雨」をテーマにした川柳作品を千里de川柳ではお待ちしています。
いよいよ来週が最終週です!ご参加くださいね!!

それではまた来週もお付き合いをよろしくお願いいたします。

『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)水曜日』
林 優子