9月1日(日)千里北公園で吹田市地域防災総合訓練が行われました。
この取り組みは、「防災の日」と「防災週間」にちなみ、
災害発生時における防災体制の確立と防災意識の向上を図ることを目的に
毎年開催されています。
吹田市、吹田市消防本部、陸上自衛隊、吹田警察署など49団体、
総勢約2000人が参加し、FM千里は緊急情報発信訓練で、
緊急情報をアナウンスしました。
訓練は、上町断層を震源とするマグニチュード7.5の直下型地震が発生。
吹田市では市全域で道路が寸断され、電気、ガス、水道等のライフラインに
大きな被害を及ぼし、市南部と西部を中心に多くの建物が崩壊、
多数の市民が生き埋めになり市内各所で火災が発生している状況を
想定して行われました。
はじめに会場全員で身を守る訓練を行った後、
自治会と学生による初期救助訓練・初期消火訓練が行われました。
続いて、偵察訓練、交通規制訓練、
地震による倒木を取り除く道路啓開訓練がありました。
自衛隊のオフロードバイクやドローンを使用した
偵察訓練も行われました。
その後、広報訓練や土のうを使用した水防工法訓練
ライフライン復旧訓練、物資輸送訓練などがあり、
崩落した高架道路、車両、倒壊建物から取り残された人を救出する
消防訓練が行われました。
そして、最後に千里北公園の蓮間池の水を使った
大規模火災消化訓練・延焼阻止訓練が行われました。
その他、会場には防災に関する体験ブースや展示ブースが設けられ、
会場を訪れた方は、煙体験ハウスや組立式トイレの設営体験、
防災スタンプラリーなどに挑戦しました。
FM千里スタッフも参加してきました。
以下、展示ブースの感想です。
【煙体験ハウス】
白い煙が蔓延しているテントの中を進んでいったのですが、
テントに入った途端、煙で視界は閉ざされ、迷ってしまいました。
「出口はこっちです」という掛け声と共に、できるだけ状態を
低くするという指示により無事にハウスを出ることができました。
これが訓練じゃなかったら・・・と思うと少し怖くなりました。
【心肺蘇生法の講習ブース】
心臓マッサージを行いました。
「人工呼吸はしなくていいのですか?」と質問をしたところ、
人工呼吸は間違えるリスクがあるので、心臓マッサージだけで
いいです。とにかく救急に連絡をして指示を仰いでくださいと
言われました。
今回の訓練は初めて知ることが多く、いい経験となりました。
自身の役割を考えながら行動したいと思います。