皆さん、こんにちは!
今週も聴いていただき、ありがとうございます♪
ごきげん千里837、木曜日担当の
椢原佳子(くにはらけいこ)です。
今日は3月11日、2011年に起こった東日本大震災から10年がたちました。
今週は、東日本大震災の発生直後に福島県 飯館村で生まれ、
災害救助犬を目指して何度も試験にチャレンジし、
11回目で試験に合格したド根性犬、『じゃがいも』
の話題をお届けしました!
『じゃがいも』のド根性ストーリーは、
2020年に小学校6年生の道徳の教科書に載る事にもなったそうです。
じゃがいもは、2011年6月、福島県飯舘村で6匹兄弟で生まれた雑種犬です。
原発事故により全村避難を命じられ、飯舘村に住めなくなった元の飼い主さんは、
『せめてこの子たちは、安全な場所で幸せに暮らしてほしい』と、
涙ながらに岐阜県のNPOに6匹の兄弟たちを預けました。
他の兄弟たちは新しい家族がみつかり、最後に残ったのが『じゃがいも』
名前の由来は、飼い主さんからNPOにお礼として届けられたじゃがいもから。
また、荒れた土地でも逞しく育つようにと、名付けられたそうです。
余震の続く中生まれたじゃがいもは、警戒心が強く臆病な性格でした。
災害救助犬には難しいかな?と思われましたが、
少しでも怖がりが直れば・・と、訓練してみたら、
意外にも可能性が感じられて、NPOの方が元の飼い主さんに連絡したところ、
『被災地で生まれた犬が災害で役に立つ。すごく素敵なことだ』
と、喜んでくれたそうです。
普段は臆病で、知らない人が多い場所では散歩もできないじゃがいもですが、
災害救助犬の訓練だけは、全く怖がらなかったそうで、
『被災した人々を勇気づけることができるかも?』
と、災害救助犬を目指す事になったそう。
しかし、認定試験では、環境の変化に戸惑い捜索に集中できず、不合格。
そして、試験に落ちる事なんと10回。
その間、可愛いそうだと批判する声は止むことなく、
しかし同時に被災地からも全国からも
応援の声も止むことはなかったといいます。
2017年6月、11回目の挑戦で、見事災害救助犬の試験に合格!
本当に頑張りました!
2017年8月には、じゃがいもの故郷、
飯舘村のPR大使にも任命されたそうです。
『希望と勇気、努力と強い意志』を教えてくれた、じゃがいも!
あきらめない気持ち、本当に大事ですね☆
じゃがいもに会ってみたーい!
そして千里de川柳ですが、本日も川柳とメッセージ、
リクエストを本当にありがとうございます!
今週は、とても共感するエピソードや、
また心温まるお話を紹介させていただき、全くもって、感動です・・!
3月のテーマは、『別れ』
来週も皆さんからの川柳、楽しみにお待ちしています♪