こんにちは(^_-)アシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。
最初の話題は、「ンゴロンゴロ自然保護区」についてでした。
タンザニア北部にあるこの保護区は、1979年に自然遺産に登録されました。
そこには、直径19kmの巨大クレーターがあり動物王国がひろがっています。
ばんばさんは1994年に訪れた事があり
とてもすごい場所で印象的だったそうです。
ンゴロンゴロとは現地の言葉で「巨大な穴」を意味します。
数百万年前の大噴火とその後の地殻変動によってできた
山手線の内側ほどの巨大なクレーターに、
約2万5000頭の野生動物が生息しアフリカの様々な動物を
一気に見る事が出来るそうです。
区域内にはオルドワイ渓谷があり、初期の人類の化石や足跡などが発見され、
これにより2010年に文化遺産としても評価され複合遺産に登録されました。
「動物の楽園」だけでなく、ここでは昔から
人間と動物の営みがあった事がわかります。
また現在もマサイ族が生活していて遊牧しながら密猟者を監視し、
生活の糧を得ると同時に野生動物の保護に務めているそうです。
続いて、パワースポット紹介、
熊本県上益城郡山都町にある「幣立神宮」です。
一説には、1万5千年前に誕生したと言われるとても歴史のある神宮で、
5000年前に世界中の神々が集合して会議を開き、
人類始まりの場所などともいわれています。
この神宮が有名なのは「レイライン」上にあるからだという事です。
レイラインとは今から100年前にイギリスの考古学者が遺跡は
一直線に並んでいると発見しその場所はパワーがあると言われています。
因みにこのレイライン上には東から
鹿島神宮、皇居、富士山、伊勢神宮、吉野山、剣山、そして幣立神宮です。
始まりの鹿島神宮は茨城県常陸市にありこれは“日が立つ”を意味し、
一番西の幣立神宮のある場所は昔、蘇陽町、日が蘇る場所という意味の地名でした。
私がこの場所に訪れた時に目の前に大きな鹿が2頭さーっと走り抜けたり、
社殿に行くまでの階段ではある一定の場所から空気が変わる、
温度の変化がよく感じられる所があったりと不思議な体験をしました。
幣立神宮は、
神漏岐命・神漏美命・大宇宙大和神・天之御中主神・天照大御神
といった天地開闢に関わった神々が祀られています。
これからの季節森林浴にピッタリな場所です。
動きやすいかっこで、そして車で行く事をおススメします。
最後の話題は、百名水「湯船の水」についてのお話しでした。
香川県小豆郡小豆島町にあり海が近く、大きな川が少ないことから
かつては毎年のように干ばつに悩まされていた地域で、
湯船の水は貴重な水源として、南北朝時代から地元住民に信仰されていました。
この水は、標高400mの湯船山の山腹から出ており、
約400/1日で水温は一年を通して16度で、飲用に適した温度です。
しかし以前に水質検査で大腸菌が検出された事から、
煮沸消毒をして飲用することができます。
また、ミネラルが比較的少なく軟水であるため、
日本人にとっては親しみやすい味わいの水だとも言われています。
ばんばさんが飲んだ時の感想は、
“一瞬飲んだ時に硬く重くも感じるが、純粋な感じがする、そしてうまい”でした。
湯船の水が形成している川の下流は、
1999年に日本の棚田百選に指定された中山千枚田があります。
南北朝時代に小豆島を訪れた備前児島の豪族・佐々木信胤という人物が、
採水地付近に飢餓を救った霊水として仏堂を建立したといわれています。
佐々木信胤は、足利尊氏の重臣・高師秋とその愛人で京洛三美人の一人、
お才の局を巡って対立した恋物語があります。
因みに、湯船の水の名前の由来は、このお才の局が「毎日お風呂に入りたい」
と言って作らせ使っていた事から名付けられたようという説もあります。
この恋物語は中山農村歌舞伎「小豆島」として約300年前の
江戸時代中期から現在も語り継がれていて、
最盛期の明治・大正期には、島全体で歌舞伎舞台が30以上、
役者が約600人いたといわれています。
物語にもなったこの水の販売等はないようで、飲むには現地にいくしかありません。
香川県唯一の名水に指定されている湯船の水、飲んでみたいですね。
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