番組への
メッセージ

2021年5月11日(火)『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)』

こんにちは、中川弘美です。
大型連休が終わり、通勤通学などの何時もの時間が戻ってきました。
緊急事態宣言中様々思われる事もあると思いますが、ご自身がご家族、ご同僚など
感染から守る行動を、あともう一踏ん張りして頂けたらと思います。

今回ご紹介したお薦めの本一冊は、小野寺史宜さんの『ひと』
主人公聖輔は高校生の時に父親を、20歳の時に母親を亡くし、独りで生きて
行かなければと生きている青年です。家の近くの商店街のお惣菜店で、
見かけたコロッケ。残り一つをおばあさんに譲った事でお店との縁を得ることになります。
生活に余裕がないからと、諦める事が多い主人公ですが、亡き父と同じ調理師に
なりたい思いと、同じ鳥取の同級生と会うことにはとても素直です。
お惣菜店の仲間たちや、鳥取の同級生と過ごす時間が、聖輔の心の支えに
なって行きます。ラスト1行の言葉は聖輔が縮まらず、素直に伝えた言葉だったなと
嬉しくなりました。応援したくなる主人公です。

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今週も川柳を送って下さったラジオネーム、はなちゃん、エプロンさん有難うございます。
テーマは『感謝』です。
来週も皆さんからの川柳、お待ちしています♪

中川 弘美



『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)火曜日』
パーソナリティー 中川弘美