今週のゲストは
弁護士の上村裕是さんでした。
昨年より、コロナ禍で家に居る時間が長くなり、
インターネットに触れる機会が増えたと同時に
ネットショッピングやSNSを利用した詐欺、
更にはワクチン接種に乗じた詐欺が増えてきています。
そんな、あらゆる手口の架空請求詐欺に遭わない為の予防策を
今回教えていただきました。
まずは、ネットショッピング。
お金を払ったのに商品が届かない、といった被害に遭わない為には、
『購入前に販売者の身元確認』 をします。
例えば振込先が屋号ではなく個人名だった場合は要注意。
掲載されている電話番号が繋がるか確認してみましょう。
販売会社の住所を調べるのも有効です。
インターネットで住所を検索し、その場所が実在するか、
また、最近はストリートビューで検索した場所の様子を見ることが出来るので、
怪しい場所ではないかチェックをします。
そうする事で、100％ではありませんが、被害に会う確率は下がるそうです。
もし被害に遭ってしまった場合は消費生活センターに相談するという手もあります。
次にワクチン接種に乗じた詐欺ですが、
“○○市のコロナ対策課” など、尤もらしく名乗り
「～円支払ったら、ワクチンを優先的に接種出来ます」
と言い、お金が支払われたらそのまま連絡が取れなくなってしまう詐欺です。
こうした場合は実際に市のHPで該当の課があるか確認、
また、市役所に電話をして、そういった事が行われているか
問い合わせて下さい。
その他、SNSやLINE、Eメールに届く覚えのない内容の
連絡、警告を促す内容の文章などは、
一度送られてきた文章をインターネットで検索すると、
詐欺か否か分かる場合があります。
不安や欲望に付け込む詐欺が多いですが、
焦らず、一度冷静になることが大切です。
迷った時は一日置いて、考え直してみましょう。
もし、被害に遭って、弁護士さんに相談したいけど、
料金が高そうだし相談しにくい…
そんな時は、各都道府県にある「弁護士会」や市町村にある「無料法律相談」
もしくは一定の要件を満たす必要がありますが、
「法テラス」に問い合わせてみるのも良いそうです。
最近ではフリーランス「個人事業主」として独立する方が多いですが、
そういった方々は企業と契約を結ぶ際の契約書に注意！
トラブルに発展する可能性があるので、弁護士さんと一緒に
契約内容の確認をしてもらうと安心です。
「トラブルになる前に防げた時にやりがいを感じます。
独立をする人達の支援をしていきたい」と上村さん。
時間目いっぱい、沢山の事を教えていただきました。
“自分は大丈夫” と軽視せず、
物事を冷静に見極める判断力を養っていきたいです。
ご出演ありがとうございました！
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