今週もお聞き頂きありがとうございました。
10月5日の琉球新報に、
「この夏最高気温が一番低かった県庁所在地は?」という
記事が掲載されていました。
この番組で取り上げているので、もう答えはおわかりだと思いますが、
今年7月~9月の最高気温が最も低かったのは、那覇(33.5度)です。
那覇のほかに、青森市と仙台市も最高気温35度以上の「猛暑日」は
一度もありませんでした。
沖縄は南国のイメージが強いのでとても暑いように思いますが、
気温は意外と低いです。
ただし、最低気温は高く、一日の気温の変化が少ないため、
体感温度は33.5度より暑く感じます。
ちなみに、最高気温が最も高かった県庁所在地は大阪市。
8月5日に38.9度を記録しました。
今年の夏がいかに暑かったかがよくわかる数字ですね。
番組では30周年を迎えたネーネーズの曲をお届けしています。
今週は1994年に販売された4枚目のアルバム「コザdabasa」から、
「黒島口説」「真夜中のドライバー」を聞いて頂きました。
黒島は石垣島から南西へ18.5kmのところにあり、
ウミガメの産卵地であることや、人口よりも牛が多いことで
よく知られています。
曲名の黒島口説は「くるしまくどぅち」と読むのですが、
ここで、以前にご紹介した沖縄の言葉の法則が出てきます。
「おきなわ」のことを「うちなー」と言うように、
沖縄の言葉は「お」が「う」に、「き」が「ち」に変化することが多いです。
この法則でいくと、「くろしま」は「くるしま」となります。
そのほか、スタミナを意味する根気「こんき」は「くんち」、
めがねの眼鏡「がんきょう」は「がんちょう」となります。
(この場合は、「がんちゅう」とはならないので、
必ずしも「お」が「う」に、「き」が「ち」に変化するわけではないようです)
眼鏡を意味する「がんちょう」と言うと、
那覇市壷屋に「がんちょう」という名前の民謡スナックがあります。
なぜ、民謡スナックなのに「めがね」の意味の店名がついているのでしょうか。
民謡スナックになる前は眼鏡店だったから?など考えてしまいますね。
10月の「今月の歌」としてお届けしているのは、
ネーネーズが歌うスピッツのカバー「君が思い出になる前に」です。
この曲は、2002年に販売されたアルバム「サウダージオキナワ」に
ボーナストラックとして収録されています。
このアルバムのジャケットは、先週ご紹介したレストラン
「シーサイドドライブイン」の夜の様子です。
中は2002年当時の牧志公設市場の前にある市場本通と
公設市場2階の食堂「かつ亭豊年」の写真が使われています。
9月29日の琉球新報 アルバムきょうの沖縄というコーナーに
「なかよしデイゴ」という変わった写真が掲載されていました。
今帰仁村平敷の国道505号沿いにある
2本並んだ隣り合わせの大きなデイゴの枝同士がつながっています。
2本の木が手を取るような様子から、
恋愛成就の木と言われているのだとか。
また、国頭郡本部町備瀬には2本の根元が繋がっている
夫婦福木という珍しい木があり、
幸せを呼ぶパワースポットと言われています。
そのほか、10月7日の沖縄タイムスに那覇市与儀でトックリキワタが
濃いピンク色の花を咲かせたという記事が掲載されていました。
トックリキワタはブラジル・アルゼンチン原産で、この時期に開花します。
花が終わると実ができ、実が割れると中から種子を包んだ綿が
出てくるのが特徴です。
この写真は10月9日に撮影したパーソナリティー 右見さんの自宅のトックリキワタ。
小さな蕾がついています。
昨年はピンクの花を咲かせましたが、今年も咲くでしょうか。
また番組でご紹介します。
〈今週の曲〉
M1 黒島口説 / ネーネーズ
M2 真夜中のドライバー / ネーネーズ
M3 君が思い出になる前に / ネーネーズ
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい!!
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E-mail :nocorin@senri-fm.jp
『沖縄へいこう』
毎週土曜日14:00~14:30放送中!