番組への
メッセージ

2021年11月29日(月)SENRI・STREET

こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。

9回目の放送はいかがでしたか。

今回の「こんなのみぃつけた」では、
「吹田まち案内人と歩く 三色彩道と阪大吹田キャンパスコース」
についてお話ししました。

阪急千里線北千里駅で9時30分に集合しました。
当日は約30名の参加者がいらっしゃり、
年齢も私よりも先輩の方々でしたが気さくな方ばかりで安心しました。
案内してくださったのは、「吹田まち案内人」の方々で、
浜屋敷にある吹田歴史文化まちづくりセンターで活動されていて、
まち歩きの案内を引き受けるボランティアガイド組織です。
吹田市にお住まいの皆さまに、
地域の伝統、伝説、風俗、文化、歴史の推移、地理の面白さなど
さまざまな特徴をとらえて、皆さまと一緒になって、
楽しさを分かちあっていきたいと思います。
との趣旨で活動されています。

参加者の中には、これが楽しみで毎回来ているのよ、
とおっしゃる方もいらっしゃいました。
案内の順路は、まず集合場所の北千里駅です。
北千里駅は、昭和42年に世界初の自動改札機が設置されたところです。
2007年(平成19年)11月27日には、
鉄道向け自動改札システムの開発・実用化に関して、
電気・電子・情報・通信分野における世界最大の学会である
IEEE(アメリカ電気電子学会)より『IEEEマイルストーン』に認定され、
阪急は同システムを共同で研究・開発してきた、
大阪大学・オムロン・近畿日本鉄道とともにこれを受賞しました。
当駅の改札口付近には、その受賞を記念した銘板が設置されています。

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1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会に参加するため、
タイ国の象が16頭で北千里駅前を通る「けやき通り」を経て万博会場へと、
列をなして行進したそうです。まち案内人の方が実際に見られたとのことで、
その時の様子が壮観だったそうです。
その時の状況が日経新聞に取り上げられたということです。
吹田市内の樹木は、ケヤキ・イチョウ・ナンキンハゼと
その順に多いということだそうです。

いろんな説明を聞きながら、次に「三色彩道」へ向かいました。

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「三色彩道」は、平成10年より3年間にわたって、
吹田市道路愛称づくり市民会議が道路の愛称を市民から募り、
2639点の応募があり24道路の愛称が決まりました。
「三色彩道」の命名者は当時中学生だったとのことです。
街道沿いには、アメリカフウ、タイワンフウ、
トウカエデが植えられていて、鮮やかな紅葉があります。
訪れたときは、ほんと美しい紅葉の道で、
ところどころに葉っぱのじゅうたんがあり素敵でした。
三色彩道は、学校への通学路にもなっていることから
別名「学園通り」とも呼ばれているそうです。

次に「水遠池(ずいおんいけ)」へ行きました。

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吹田は大きな山がなくて、特に山田は「月夜に畑が焼ける」と言われるほど
水不足に悩まされてきました。山田や佐井寺に多く見られる農業用水池で、
いにしえの人たちが苦労して作ったため池の一つになります。
その昔、聖徳太子の「難波の北方に、瑞光が見える」との言葉があり、
その光の下をたどると、このあたりだったとの言い伝えがあります。
ここは、時代劇の撮影にも使われたことがあるそうです。
かつては 圓照(えんしょう)寺の境内だったと言われます。
千里ニュータウンは時計の逆回りに順に
佐竹台・高野台・津雲台・藤白台・古江台・青山台・竹見台・桃山台
と開発されたそうです。
各地の名前のいわれは、藤白台は圓照寺の塔の後ろ側にあったことから
「塔後ろ」→「とうしろ」となりこの「とうしろ(藤白)」に
漢字を当てはめて作られたそうです。
津雲台は、吹田市にある谷が九十九の谷ということで、
九十九が津雲の語源になりました。これは諸説あるようです。

次に「大阪大学吹田キャンパス」を訪れました。

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大阪大学は、1931年(昭和6年)に8番目の帝国大学として創設され、
1949年(昭和24年)に新制大学に移行しました。
そして2007年(平成19年)に大阪外国語大学と統合して、
国立大学としては学生数日本最大の大学になりました。
吹田キャンパスは、約100ヘクタール、
甲子園25個分の敷地がありかなり広いです。
理系学部があり、ちなみに文系は豊中キャンパスで
外国語は箕面キャンパスにあります。
キャンパス内には、自然をそのまま残した竹林や
先人たちの残したため池などがあり、とても大学とは思えない感じです。
阪大病院の最上階からの眺めは、すごくいいです。
万博公園が一望出来て、ハルカスもよく見えました。
学食も8か所あります。それぞれ、特徴があるそうです。
学内をくまなく歩くと8キロメートル以上あるそうですが、
今回は4キロメートル歩きました。

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最後に、学食に立ち寄り美味しいお食事をとりました。
ほんとに、たくさんのお話を聞きながらためになる中身の濃い時間でした。
まち案内人によるイベントは、定期的に開催されるそうで、
吹田市の広報や浜屋敷のホームページをみてください。

今回は、
「吹田まち案内人と歩く 三色彩道と阪大吹田キャンパスコース」
をご紹介させていただきました。

来週の放送もお楽しみに!


『SENRI・STREET』
月曜〜木曜日13:00~14:00放送中!