こんにちは(*’ω’*)アシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。
最初の話題は、「木曽駒ケ岳で半世紀前に絶滅した雷鳥復活作戦」でした。
雷鳥は全長37cmで氷河時代から生きています。
飛騨山脈(北アルプス)、赤石山脈(南アルプス)など
日本アルプスの一部高山帯のハイマツ林のみに生息する特別天然記念物です。
1980年代の調査で約3千羽でしたが、最近は2千羽以下に激減しています。
半世紀前までは、中央アルプスにも生息していましたが、
登山者や観光客が押し寄せるなど
自然環境が大きく変わった事などから絶滅してしまいました。
しかし2018年7月に中央アルプスの木曽駒ケ岳で
メスの雷鳥が確認されました。
久々の発見から程なく調査が行われると近くのハイマツ林で
卵3個が残された巣がありました。
雷鳥のメスはオスがいなくても本能的に無精卵を産んで抱卵する習性があります。
その後遺伝子解析が行われ、この雷鳥が北アルプス系統と判明し
乗鞍岳(北アルプス系)で採取した有精卵と飛来メスの無精卵を
交換し育てさせるという驚きの作戦が施され見事成功しました。
しかしその後テンなどの天敵に襲われたか、低温などでヒナは全滅しました。
その後対策として夜間は木枠と金網製のケージに保護し
日中は外で自由に過ごさせる方法を取り24時間体制で管理しました。
私は直ぐに動物園で育てたらいいのに、、、と思いましたが、
それが出来ない様なのです。
雷鳥のヒナはふか後2週間程は母鳥が出す糞を食べ、
エサの高山植物に含まれる毒素を分解できる腸内細菌を獲得します。
更に、寄生虫を受け継がないと、その寄生虫の耐性がつかず、
野生では死んでしまうからです。
ヒナがふかして少し時間が経った後に家族ごとヘリに乗せ、
長野と那須の動物園に移され飼育されました。
この様な斬新なアイデアで2025年には60~100羽まで増やす予定だそうです。
どうか少しずつでも雷鳥が増えるといいですね。
続いて、キッズ先生のコーナー
「小学4年生 阿部 晄大先生」でした。
最初の質問は、前回お小遣いを貯めて12月にあたまに
お友達と“映画を見に行く”と言っていたのでそこから聞いてみました。
無事に映画は見る事が出来、しっかり貯めたお小遣いで
キャラメルと塩味のポップコーンも堪能しました。
続いて、“洋菓子派?和菓子派?”について、晄大先生は両方!
と元気に答えてくれました。甘党の様です。
洋菓子だとプリンやケーキ、和菓子だとみたらし団子が好きです。
次に、“今欲しい物”を聞いてみました。答えはスマホでした。
クラスの半分くらいは持っている様で、
みんなとLINEをしたいと言っていました。
ごはんの準備やお風呂の準備など頑張ったら
買ってもらえそうだと話してくれました。
最後に、今年一年、どんな一年だった聞くと
“わかりません!” 全く予想もしていなかった答えが返ってきて、
スタジオは爆笑に包まれました。
今年4月からキッズ先生に仲間入りしてくれた晄大先生、
回を重ねる毎に色んな話をしてくれるようになりました。
来年ももっと晄大先生の魅力を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
最後の話題は、百名水「千種川」でした。
千種川は“近畿の名水百選”にも選ばれています。
千種川は、流域面積は約750平方km、長さはおよそ70kmで、
兵庫県西南部の宍粟市を流れ播磨灘に注いでいます。
千種川の水源は、兵庫県と岡山県と鳥取県の県境に位置する
標高1098mの江浪峠にあり上流から下流にかけてダムが無く、
川沿いには景観を活かしたキャンプ場などの
野外活動施設が整備されています。
ばんばさんは、水の音が色んな音がする、
まるで“オーケストラの様だった”と話していました。
水質は良好で、飲用が認められているのは
高原スキー場にある“ラドンの泉”です。
因みにスキーシーズンの11/1~3/31は飲む事が出来ません。
味は、とにかく美味しい、何杯でも飲める、少し硬水系、
ヨーロッパの水に近い、ちょっと発泡性がありキリっとしているそうです。
千種川は元々“くまみがわ”と呼ばれていました。
“くまみ”とは、くまのあるところ、曲がり角という意味です。
丈夫な堤防が出来るまではくねくね曲がっていた様です。
それともう一つ名前の由来に関する話があります。
聖徳太子の補佐役を務めていた“秦河勝”が
自分の土地を敵から守る時に夜中、敵陣に若い娘15人を忍び込ませ
“熊を見た”“大蛇を見た”“虎を見た”など次々と言わせます。
その結果、敵は混乱し見事打ち勝つ事が出来ました。
この時の“熊を見た”から熊見川となったというお話です。
とても透明度も高く周りも自然溢れるこの千種川、
是非一度行ってみたいです。
『ばんちゃんのコレラジオ キクキク』
毎週土曜日10:00~正午まで放送中!