“子供”についてって考えてみると、本当に様々な多種多様な考えがありますよね。
「健康」「運動」「食育」「学習」などなど。
それぞれの分野に、それぞれ、本当に真剣に子供たちのことを思い、信念をもった人たちがたくさんいらっしゃいます。
でも考えは違っても、子供のことを真剣に思う熱意はみんな同じなんですね。
そして、肝心の主役の子供はというと、いつの時代も基本的には純粋なんだなって思います。
今回のカタリストウォッチングで紹介した2つのグループを取材して、実感しました。
田畑祐子さんが今から11年前に始めた「森の子教室」は、週3日活動する幼稚園です。
送迎バス、給食、延長保育はもちろん、園舎もありません。
吹田市津雲台の津雲公園が主な活動場所です。
雨の日ももちろん公園です。園児は20人。
物は無くても、この20人は持ち前の想像力と解決力と、
強力な信頼関係で結ばれたゆうこさんとの結束力で、たくましく“生きて”いました。
そして、1969年に北千里に誕生した、「大阪YWCA千里子供図書室」。
こちらはボランティアスタッフによる、
丁寧な選書で選ばれた児童書囲まれた、小さな図書室でした。
絵本は読んでもらって楽しむもの。字が読めるようになったからといって、
「さあ、ひとりで読めるでしょう」ではなく、
子供は自分のために読んでくれている読み手の優しい声を聞きながら、
物語の世界を楽しみ、添えられた絵を楽しんでいるのです。
“読んで”って言われたら読んであげましょう。
こんな、子供のことを考えた、本に関するお話がたくさん聞くことができました。
水曜日担当 ☆深堀康子☆
『カタリストウォッチング』
(月~木)14:00~15:00放送中!