2019年公開『ジョーカー』の5年後が描かれている『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
理不尽な扱いから社会への反逆者となったジョーカーが、人間アーサーに戻っていく過程を、70年代の名曲による歌とダンスで表現していきます。１作目とは全く違ったアプローチ。ホアキン・フェニックスとレディ・ガガとの共演も見所です。いや〜辛く切ない作品でした。
オスカーを共に2度受賞した名優マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが50年ぶりに夫婦役で共演した『2度目のはなればなれ』
イギリスでノンマンディー上陸作戦記念式典に参加するために老人ホームを抜け出した実話を基に描かれています。
長年連れ添った老夫婦の深い愛情、そして戦争から70年経っても苦悩を抱える退役軍人の心の叫びが伝わってきます。
マイケル・ケインにとっては引退作品となり、グレンダ・ジャクソンにとっては遺作となる本作。茶目っ気のあるラストが素敵でした。
１館での公開が、口コミ・SNSで広まり、今では全国100館を超える劇場でロングヒットとなっている自主映画『侍タイムストリッパー』第二の「カメラを止めるな」ですね。幕末の会津藩士が落雷によって時代劇撮影所にタイムスリップしてしまい、“斬られ役”として第二の人生をおくるという物語。時代劇の衰退、現代にタイムスリップした幕末の藩士の悲哀・戸惑い・笑いを絶妙に絡み合わせた愛すべき作品でした。山口馬木也と冨谷トシノリとの真剣勝負となる後半の殺陣には緊張しました。
「侍タイムストリッパー」に出演している冨谷トシノリ主演作となる『最後の乗客』
世界の映画祭で絶賛されている55分間のヒューマンミステリーです。
震災から10年を迎えた故郷・仙台への思いを映画で表現した堀江貴監督。
ある夜、タクシードライバーが奇妙な乗客を乗せたことで、思いも寄らない秘密が明らかになるミステリーであり、ファンタジーでもある作品です。
磯村勇斗主演、内山拓也監督という同年代のお二人がタッグを組んだ『若き見知らぬ者たち』
”ヤングケアラー“を題材にした内山監督にとって商業長編デビュー作になります。苦しさに対して声を上げる事が出来ず、息が詰まるような生活をおくる主人公の死から、私たちは何を受け止めるべきなのか。深いメッセージが込められた作品です。
日本・フランス・韓国・台湾の合作映画。
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