番組への
メッセージ

2024年10月14日(月)SENRI・STREET

こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。

2回目の放送はいかがでしたか。

「こんなのみぃつけた」のコーナーで、「大阪大学×吹田市「ワニバー」」についてお話ししました。

先日、「大阪大学×吹田市「ワニバー」」に参加しました。場所は、江坂公園内に2023年4月にオープンしたPARK CAFE BRANCO。とっても素敵なところで、ペットと過ごせるテラスや、フォトジェニックなブランコ席があります。ワニバーは、会費1000円(軽食・ワンドリンク付)で開催されました。

今回のワニバーとは、元新聞記者でもある大阪大学特任教授の嶋谷泰典さんが、同大学の大阪・関西万博の出展内容を含め、万博の「夢とここだけの話」を語られまた、日本万国博覧会協会の担当者も交え、参加者とともに万博について語り合いました。


◇プログラムは
• 大阪大学の2025大阪・関西万博の出展内容
• 本日のテーマ「万博の夢とこんな話」
当日の参加者は、約30名。皆さん、興味津々で、いろんなお話を聞き入っていました。
ワニバー開催日の9月25日は、ちょうど万博まで200日というとても切りのいい日でした。そう、あと200日で楽しい半年間がスタートするのです。


最初に大阪大学特任教授の嶋谷泰典(しまたにやすのり)さんのお話でスタートしました。
北川少年、のちの大阪大学量子コンピューターの中心人物になる北川勝浩(きたがわまさひろ)氏の思いやお話から始まり、1912年に誕生した初代の通天閣は、1903年に開催された第5回内国勧業博覧会の跡地に博覧会のモニュメントとして建てられたものであると説明。


実は、70年万博の当時に三波春夫さんが歌った「世界の国からこんにちは」は、公式ソングではないとのこと。同じ歌は、吉永小百合さんや山本リンダさんもうたっていたことなど、いろいろ振り返っていました。ちなみに、今回の万博の公式ソングは、コブクロが歌っています。
万博のパビリオンの目玉である「万博リング」ですが、大阪城がすっぽり入り、京セラドームが3個分、東京スカイツリーの高さ(632m)がほぼ直径だとか。すごい大きさです。


大阪ヘルスケアパビリオンでは、「心筋シート」「培養肉」「未来型人間洗濯機」が展示や実演がされます。特に「未来型人間洗濯機」は、70年万博当時紹介や展示をしていた、携帯電話、動く歩道、電動自転車等現代で実現しているものがある中、唯一実現していないものとして、今回再現をしています。70年万博のときは「サンヨー」が開発をし、今回は「サイエンス」が開発をしています。これは、入浴時に心拍を図って健康チェックができるという進歩をしています。後に、介護現場での実用を図る取組をしています。


他にも、大阪大学に関係したパビリオンとしては、大阪大学教授の石黒浩さんが出している「石黒浩パビリオン」などがあります。
嶋谷さんのお話が終わり、200日前の乾杯が行われ、2025年日本万博博覧会協会の深沢さんと澤田さんのお二人から、万博についての概要の説明がありました。

会期は2025年4月13日から10月13日の184日間で、史上初の海上万博ということで、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」をいきいきと描いていこうという取り組みをされています。参加は161か国9国際機関です。


新駅の開通は2025年1月19日を予定し、ユニバーサルスタジオジャパンの3倍の面積を誇る会場で、その中の取り組みとして、SDGsの観点から例えばウーマンズパビリオンではドバイ万博から資材を移設再利用し、オーストラリアパビリオンでは東京オリンピックで使われた資材を使っています。これから、次の世代への再利用を考えた作り方をしています。


万博国際交流プログラムで、吹田市の相手国となるスイスのパビリオンではいろいろな取組で次世代に繋ぐ未来への表現をちりばめています。今月の「市報すいた」にも詳しく出ています。そちらも、ご覧ください。


70年万博の「太陽の塔」に当たるものとして、シグネチャーパビリオンがあります。これは、8人のプロデューサーが主導するパビリオンを起点に展開され、イベントを通じて「いのち」について考えその概念をアップデートする場所にしようと考えています。


参加型のプログラムとしては、先行して行われている「TEAM EXPO2025」があります。多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で万博とその先の未来に挑む参加型プログラムです。この活動を通じて、ハードもソフトも作り出し、わくわくした人たちがわくわくすることを表現していくために共創することを目的にしています。参加は、個人でもできます。2人以上誰かと一緒にいろんなこと、例えば町の清掃活動とか小さなことからやってみてもいいと思います。TEAM EXPOのホームページをご覧ください。大阪大学では、「いのち会議」という形でこのプログラムに参加されています。ともに助け合う社会に向けての活動を「いのち共感ひろば」として発信しています。


万博の楽しみ方は、いろいろあります。文化や様々な国、食べ物を楽しむこと。
過去の万博を知り、現在の万博との違いを感じることもいいと思います。
過去の万博は、産業革命の時代から未来を示すことをゴールにしていましたが、今は万博がゴールではなく出発点を示すことに重きを置いています。

数々の取り組み、吹田市としてもいろんなところで関わっているので、これからの情報を注目していて下さるといいなと思います。

今回は、「大阪大学×吹田市「ワニバー」」をご紹介させていただきました。

来週の放送も、お楽しみに!!