『夏の砂の上』
松田正隆の同名戯曲を映画化。
劇団「玉田企画」の主宰で、この作品の演出をした玉田真也監督が、舞台では描けない部分を長崎オールロケで挑んだ意欲作です。主演は共同プロデューサーも務めたオダギリジョー。
行き場のない心をもつ叔父と姪が、ひょんなことから同居することで展開していく物語です。
注目は姪を演じた高石あかりの演技!!少ないセリフでありながら、体全体で感情を表現しています。
『事実無根』
2月に紹介した柳裕章監督の長編デビュー作。口コミ・SNSで広がり、じわじわと全国公開に広がっています。
実在する京都のカフェを舞台に、身に覚えのない事実無根の罪に翻弄される父と娘の《人生のやり直し》を、温かくはんなりと描いた群像劇です。
7月5日から元町映画館、7月19日から第七芸術劇場、7月25日から京都シネマでアンコール上映されます。
『愛されなくても別に』
29歳の新鋭、井樫彩監督待望の新作。
〈毒親〉〈虐待〉〈性暴力〉など、家庭内・家族間で起きる問題や社会のひずみを描きながら、行きていくために《不幸中毒》から脱却しようとする3人の女子大生の姿が描かれています。南沙良、馬場ふみか、本田望結それぞれの苦しみと葛藤が描かれています。ラスト清々しいしく感じたのは私だけでしょうか!?
『スーパーマン』
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アベンジャーズ」シリーズで世界興行収入1兆円を超えるキャリアを誇るジェームズ・ガン監督が贈る、DCユニバースの新たな幕開け!!完全なる新作の「スーパーマン」が誕生しました。
完全無欠ではなく、ここまで身も心もボロボロになる姿を見たのは初めてです。人間味溢れるまさに2025年版!!
初の実写での相棒、スーパーマンドッグ=クリプトが最高でした。
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