『TOKYOタクシー』
山田洋次監督にとって91本目となる本作。
85歳のマダムを神奈川の葉山まで送ることになったタクシー運転手は、「東京も見納め」と言うマダムの思い出の場所を回る中、彼女の壮絶な人生に触れることになります。
就活に向かう年老いた女性と、多くの悩みを抱えたタクシー運転手が、たった1日のドライブを通して心をかよわせていく“奇跡”のヒューマンドラマです。
『はだしのゲンはまだ怒っている』
中沢啓治の原作マンガ「はだしのゲン」の連載が始まって半世紀。世界25カ国で翻訳出版されている一方、描写が過激!間違った歴史認識を植え付ける!等、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼びました。
「はだしのゲン」を知らなくても、その誕生から社会問題となった現在まで、誰もが理解出来るドキュメンタリー映画となっています。
戦後80年。今なを続くゲンの怒りは、今を生きる私たちに向けられていると痛感しました。
『ドミニク 孤高の反逆者』
南米コロンビアに流れ着いたウクライナ人のグリンガ(よそ者の白人の女)、ドミニク。
南米コロンビアという無法地帯を舞台に、腐敗した警察と麻薬カルテルを相手に、たった一人で戦いに挑むハードコアアクション&バイオレンスムービー!!これはまさに女性版ランボーそのもの。濃密な100分に目が離せません。
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
2008年に日本で公開された作品ですが、当時カットされたショットをターセム監督自ら再編集。CGに頼らずに、13の世界遺産と24カ国以上のロケーションを巡って壮麗な映像と独創的な世界を作り上げています。
怪我で自暴自棄となったスタントマンが、木から落ちて腕を骨折して入院している5歳の少女に自殺用の薬を待ってこさせようと 考え、彼女の気を引くために即興の冒険物語を話し始めます。現実世界と冒険物語とを絶妙に行き来するカルト的ファンタジー。石岡瑛子のコスチュームデザインが壮麗で独創的な世界観を、更に際立たせています。
『ブラックフォン2』
2021年に公開された「ブラックフォン」の続編。1作目から4年後、今だに事件のトラウマに苦しむ兄のフィニー。妹のグウェンは3人の子供が殺される悪夢をみるようになり、兄を説得して現場となったウインターキャンプ地に向かいます。そこで彼らが突き止めた事実とは・・・。イーサン・ホーク演じる殺人鬼グラバーは更に顔が映らな役どころですが、その怪演ぶりに、ご注目!!
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